中国市場に進出している日本自動車メーカーにとって、9月は業績好調の月ではなかった。日産とホンダの中国販売台数が減少し、中でもホンダは23%減と深刻だ。日産も20%減でホンダに続いた。
ロイター通信の10月10日の報道によると、日産は9月の中国販売台数が、前年同月比20%減の9万3700台になったと発表した。日産は9月の販売減について、セダンの競争激化によるものと分析している。日産の今年7月の中国販売台数は12.3%減、8月は0.7%減。
ホンダの業績悪化はさらに深刻だ。共同通信社はホンダが8日に発表したデータを引用し、9月の中国新車販売台数が23.1%減の5万6900台になったと報じた。これは主力セダンのアコード、SUVのCR-Vの不調によるものだ。
ホンダの1−9月の販売台数は前年同期比1.0%増の50万2400台に留まり、90万台の年間目標の実現が難しくなってきた。ホンダは、「新車発売を控えており、目標実現に向け努力する」と表明した。
日本自動車メーカーは新車により流れを覆そうとしているが、業界内からは、「商品力の不足は、日本車の販売が減少を続ける原因だ。欧米メーカーの積極的な製品戦略と比べ、日本メーカーは中国での保守的な経営による代価を支払っている」と指摘する声があがっている。
ホンダは業績悪化の最大の例になっており、複数の戦略車が中国市場で「壊滅状態」に陥っている。環球網の記者はこのほど、ホンダ中国法人の販売データを調査した。CR-Vの9月の販売台数は8478台で、前年同月の1万8989台から55.35%減となった。9世代目の新型アコードの第1−3四半期の販売台数は5万6215台で、前年同期の7万3650台から23.7%減と激減した。シビックはさらに深刻で、59.9%減の2397台になった。
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