日本メーカーの中国事業の疲弊とは対照的に、欧米メーカーは躍進を続け、日本から市場シェアを奪った。ロイター通信は10月、フォルクスワーゲン(VW)の今年1−9月の世界販売台数が、前年同期比3%増の456万台に達したと報じた。VWの中国販売台数は、初めて200万台の大台を突破した。
欧州メディアのInautonewsは、「世界2位・3位の自動車メーカーであるVWとゼネラル・モーターズ(GM)は、中国で理想的なブランドイメージを樹立した。今年1−8月の交付台数も、2桁台の成長を記録した。両社は2014年通年の中国販売台数を、300万台以上にすると表明した」と伝えた。
VWの販売担当者のクリスチャン・クリンガー氏は、「世界経済情勢が緊張する今日、当社の中国での大きな成功は、容易なことではない。この成功は、当社全体の販売台数を押し上げた」と述べた。GM中国部門の責任者であるMatt Tsien氏は、「当社は大型車のラインナップを拡大し、中国市場の拡大を続ける需要に応じ、より多くの車種を提供する」と話した。
両社を追うのは、フォードだ。Inautonewsは、「フォードは年末までの販売目標を、100万台に設定する予定だ。また中国市場の開拓を続け、2016年までに15の新車を投入する」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月13日
![]() |
|
![]() |