▽アップルはすでに対応
同マルウェアの脅威が報じられてからまもなく、アップルは、「中国のユーザーを狙った悪質なソフトウェアがダウンロードサイトから提供されていることを確認し、検出したアプリをブロックして起動を防ぐ措置を講じた」とのコメントを発表したほか、ユーザーに対し、「これまでと同様、信頼できるルートからアプリをダウンロード・インストールしてほしい」と呼びかけた。
同マルウェアがユーザーにもたらした具体的な損失については明らかになっていないが、脱獄させていないiOS端末にサードパーティーアプリをインストールさせるマルウェアが初登場したことで、iOSのセキュリティに対する人々の信頼感が失われたことの影響は大きい。
WireLurkerは、アップルのアプリ企業認証における抜け穴を利用し、偽造IDを使ってマルウェアをアップルの認証に合格させたことで広まったと分析されている。今回は関連アプリがブロックされたが、もともとの原因となった認証の抜け穴が修復されたかどうかは不明だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月9日