スパコンの競争が激化、各国の思惑とは?

スパコンの競争が激化、各国の思惑とは?。 最新版の世界スパコンランキングが発表され、中国の「天河2号」が33.86ペタフロップスの演算速度で連覇を果たした…

タグ: スパコン,日本,米国,世界一

発信時間: 2014-11-19 13:10:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

・強敵への対応

今回のランキングが発表された前日、米エネルギー省は「CORAL計画」を発表し、2台のスパコン開発に3億2500万ドルを投じると発表した。その演算速度は、天河2号の3−5倍に達する見通しだ。

張氏は、「スパコンの開発には2年の時間が必要だ。中国は開発のルートマップを事前に制定しなければならない。米日などはすでに演算速度が100ペタフロップスに達する次世代スパコンのルートマップを発表している。中国は自国の100ペタフロップス級スパコンの開発計画を早期策定し、2020年頃にもトップの地位を維持できるよう取り組まなければならない。また中国は国産プロセッサ、ネットワーク、システムソフト、応用ソフトの開発を拡大し、自主管理を確保するべきだ」と提案した。

中国科学院の関連機構から技術委託されている曙光公司の、高性能コンピュータ製品責任者の戴栄氏は、「ハードの準備を整えるほか、スパコンのシステムとソフトにも力を注ぎ、関連分野の人材の育成とストックを重視し、将来熾烈化する国際競争に対応すべきだ」と指摘した。

・政府主導で業界を振興

盧氏は、「世界各国のスパコン開発計画は、いずれも政府主導型だ。演算速度で世界上位に名を連ねるセコイア、タイタン、京などのトップクラスのスパコンは、米国・日本政府から直接投資を受けており、それぞれIBM、クレイ、富士通などの企業と国家関連科学研究機関に共同開発されている。中国のスパコン開発も、同じモデルを採用できる」と主張した。

張氏は、「演算速度世界一のスパコンの開発は国家戦略であり、純粋な商業目的であったことは一度もない。スパコンはコンピュータ技術の開発のけん引車で、その開発水準は一国の総合的な国力を反映し、その応用には戦略的な意義がある」と語った。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月19日

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