中国雲南省地震局は6日未明に記者会見を開き、この日の5時までの統計によりますと、雲南省普洱市景谷タイ族イ族自治県で発生したマグニチュード5.8の地震で既に5人が負傷し、現在被害状況を更に確認中だと発表しました。専門家の説明によりますと、今の状況から見て、今回のマグニチュード5.8の地震は今年の10月7日に景谷で発生したマグニチュード6.6の地震(「10 7地震」)の強い余震だということです。
雲南省地震局の李春光報道官は、「今回の地震は永平鎮で発生し、震源地は『10 7地震』の震源地から南東方向におよそ10キロ離れたところにある。普洱、臨滄などの周辺地域でも強い揺れが感じられたが、ほかの地域は影響を受けていない。6日朝5時までに、地震の被災地域ではマグニチュード3以上の余震が6回観測され、中でも最も強い余震はマグニチュード4.4に達した。現在の負傷者数は5人で、詳しい被害状況は確認中だ」と発表しました。
雲南省地震局第1グループの地震緊急現場活動隊33人は中国の昆明市から被災地へ向かい、被災現場の分析、地震観測装置の設置と観測、被災状況の調査、緊急通信手段の確保や被災地域の科学的考察などを展開する予定で、現地政府とともに積極的に救援活動に取り組むということです。(怡康、林)
「中国国際放送局 日本語版」より 2014年12月7日