ここからは日本在住の外国人が、帰国前に何を食べたいかを見ていこう。
あるネットユーザーが、興味深いスレッドを立てた。
スレッドのタイトルは「What Japanese foods do you wish you could try but haven't been able to?」で、日本に2年生活した外国人が立てた。
「私は間もなく帰国を予定しているが、その前に日本でしか食べられないものを食べ尽くしたい。ネットや日本のテレビ番組で見ると、日本にいる間に最も食べるべきと感じさせる料理を教えて欲しい」
この質問に対して、次のような回答が寄せられた。
「アンパンはどうか。できればトランクにアンパンをぎっしり詰めて帰国すればよい」
アンパンとは意外な答えだ。これは米デラウェア州ウィルミントンと米ノースカロライナ州の人が書いたもので、現地にはアンパンがないという。筆者は本日のランチにアンパンを食べたばかりだ。
その他の反応を見ていこう。
「納豆だろう。この臭くて気持ち悪い大豆は、特に有名で人気のある食品でもないが」
「命の危険を犯してフグを試してみてはどうか」
外国人の間では、フグを食べると死ぬという説が伝わっている。ついでではあるが、筆者は明日フグを食べるよう誘われている。
「帰国前におでんが食べたい」
「神戸牛、驚くほど高額な懐石料理を食べたい」
「本場のわさびが食べたい」
「たこ焼きとお好み焼きが食べたい」
外国人が帰国前に日本で食べたいものは、神戸牛と懐石料理を除き、ほとんどが庶民の味だ。
それでは、日本人は何を食べるだろうか?
日本人は「人生最後の食事で何を食べたいか」という話題を巡り議論することを好む。各メディアがこれをテーマとするが、結果には大差ない。ここからは大手有名メディアによる調査を見ていこう。
調査対象は日本人で、設問は「人生最後の食事で何を食べたいか」。結果は次の通り。
10位は味噌汁、9位はおにぎり、8位はうなぎ、7位はすき焼き、6位はビフテキ、5位はケーキ、4位はカレー、3位は刺し身、2位はご飯、1位は寿司。
外で食べるものよりも、家庭の味のほうが多かった。人々が最後に食べたいと思うものは、往々にして「国民食」、つまり味噌汁やおにぎりのような「おふくろの味」だ。
最後に、筆者が食べたいものを見ていこう。
北京を離れる前、筆者が最も行きたかったのは悠唐広場の小南国だ。特に蟹味噌入りの豆腐や、葱油と醤油をからめた麺だ。これは私が店の味を好むだけでなく、店員の陳小竜の笑顔が好きだからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月27日