花粉症が「国民病」に、安倍氏は伐採を指示

花粉症が「国民病」に、安倍氏は伐採を指示。

タグ: 花粉症,国民病,伐採,花粉症患者数

発信時間: 2015-04-08 13:48:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

花粉症に悩まされる一部の人にとって、麗しい春は苦しい季節だ。花粉症は日本で、ほぼ「国民病」になっており、30%の日本人が花粉症にかかっている。安倍晋三首相も悩まされており、「花粉というと目が痒くなる」と発言したほどだ。

関東地方の2015年の花粉飛散量は昨年の約2倍で、花粉症患者数が急増している。敏感な人の場合、毎年春の花粉が飛散する時期になるとくしゃみが止まらなくなり、目や皮膚が痒くなる。時には涙と鼻水が同時に流れ、深刻な場合は眠ることもできないほどだ。

長患いは名医を作ると言われるが、日本人の花粉症対策は尽きることがない。花粉症の季節になると、日本の薬局は「花粉対策グッズ」の売り場を設け、さまざまな関連商品を販売する。最も一般的なのはマスクで、全方面の立体的な形状をしており、90%の花粉を体外でカットできるという。また花粉症防御スプレーを数時間に1回使用するだけで、見えない「霧の幕」で花粉をカットできる。メガネ店も、花粉が目に入り込まない花粉防止メガネを販売する。その他の人気商品には、目薬や鼻づまりの鼻孔拡張テープなどがある。

日本の病院は最近、花粉症の新たな治療法を提供している。病院は花粉シーズン前に、杉の木のエッセンスを患者の舌に定期的に塗ることで、体をスギ花粉に慣れさせる。日本で花粉をばらまく「犯人」は、杉の木だ。この方法は、8割以上の花粉症患者に効果的だという。日本には花粉症対策の商品と治療法が数多くあるが、ひとたびかかってしまえば完治はほぼ不可能だ。専門家は、現代人の体質が外部からの刺激を受けやすく、それに対して過度な反応を示すことを、花粉症患者の増加の原因としている。

安倍首相は花粉発生源の杉の木について、次年度より伐採を開始し、花粉の少ない苗木を植えることで、花粉の少ない人工林を作ると表明した。日本はかつて、広大な土地に杉の木を植えた。杉の木は活着率が高く、成長が早く、建材の大量の需要を満たすことができる。林野庁の関係者は、「杉の木は日本の林業にとって最も重要な木だ」と述べた。日本には現在1029万ヘクタールの人工林があり、そのうち杉の木が4割以上を占めている。2013年に植えられた杉の苗木だけでも1581万本に達する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月8日

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