日本サッカー協会は、2050年のW杯で優勝することを目標とする「2015年宣言」を打ち出す。2030年までに世界4強入りし、世界ランキング10位以内に入ることも目標に盛り込まれる。4月9日の理事会で承認され正式発表される。
日本協会は10年前に「2005年宣言~夢があるから強くなれる」を制定し、中期目標として、2015年に世界ランキング15位以内、サッカー人口500万人、2050年でのW杯優勝、サッカー人口3000万人を掲げていた。
今回、これまでの中長期目標をより明確にするため、2030年に世界4強入りし、世界ランキング10位以内に入ることを打ち出す。
日本協会では水面下で「2015年宣言」が練られており、この1カ月、内部では協会は技術委員会などの多くの部門から意見を集め、日本のサッカーレベルと比較してプロセスが合理的であるかなどを協議してきた。そしてこのほど理事会に提出する提案がまとまった。
2014年のブラジルW杯で日本は予選リーグを突破できずに敗退した。今年3月12日にFIFA(国際サッカー連盟)が発表したランクで日本は第53位であった。日本代表のハリルホジッチ監督は先の就任会見で、10位台を目指すことを公言しており、それが達成できれば15年後の世界4強という目標も決して夢ではない。
2005年宣言では、2050年までにW杯を日本で単独開催し、その大会での優勝を目標として発表した。当然、この目標は継続される。15年後にW杯4強、35年後には世界のトップに立てるのか、サッカーファンにとっては大いに楽しみなところだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月10日