ホームに横向きのベンチ、その狙いは?

ホームに横向きのベンチ、その狙いは?。 酒に酔った乗客がホームから線路に落ちたと聞くと、たいていの人はホームの端を“ちどり足”で歩いていて誤って転落した人を思い浮かべるであろう…

タグ: 日本,サラリーマン,新幹線,ホーム,転落

発信時間: 2015-04-10 14:26:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

酒に酔った乗客がホームから線路に落ちたと聞くと、たいていの人はホームの端を“ちどり足”で歩いていて誤って転落した人を思い浮かべるであろう。しかし日本の鉄道会社の調べによるとこうした例は意外と少ない。

日本のサラリーマンは出張にたいてい新幹線を使う。日帰りが多く、接待などの疲れもあり、帰りの電車を待っているときはホームのベンチに酔ったたま座っている。サラリーマンの転落事故を失くすため、JR西日本はこのほど「線路に転落した酒酔い客の特徴」という調査を行った。その結果は全くの予想外であった。 

AFP通信の報道によると、JR西日本が2012年に区間内で発生した3300件の乗客転落事故を調査したところ、酒によって転落したケースは1900件あった。しかしそのうちホームの端を歩いていたときにバランスを崩して転落した乗客はわずか10%。60%以上が酔って座っていたベンチから急に立ち上がり、線路の方に向かって突進し、そのまま頭から転落するというものだった。 

JRの担当者は「アルコールのせいで自分が今いる場所がわからなくなっているのではないか」と話す。また別の職員も「酔っ払いが線路に転落するとき、たいていスピードがとても速いです。これはとても意外な結果でした」という。 

こうした事故を防ぐため、JRはベンチの置き方に一工夫をこらした。ベンチをホームに向けず、ホームに横向きになるようにしたのである。こうすれば酔っ払いがまっすぐ飛び出しても、線路に落ちる可能性が小さくなるという。 

現在この方式は新大阪駅で取り入れられている。「効果があるかどうか言うにはまだ早いが、私たちは転落事故が少なくなると信じている」とはJRの弁。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月10日

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