米ミシガン大学の学生を対象とした研究結果によると、自動運転車に乗ると乗り物酔いする確率が高くなる。欧州メディア「Worldcarfans」が4月12日に伝えた。
ミシガン大学交通研究所の研究者であるマイケル・シバク氏とブランドン・スコットル氏は、米国、日本、中国、インド、オーストラリア、英国の3200人以上の成人を対象に、自動運転車に乗車する際に何をするかという調査を行った。その結果、米国人の33%以上はショートメールのチェック・送信、映画鑑賞、仕事、ゲームと回答した。インド人の50%以上、中国人の40%、日本人の26−30%、オーストラリア人、英国人も同じことをすると回答した。
研究結果によると、自動運転車に乗車する米国の成人の6−12%が、中度もしくは重度の乗り物酔いになる可能性がある。ミシガン大学はまた、6割以上の米国人が自動運転中に、寝る、話をする、脇見をするが、この行為が乗り物酔いなどの問題を起こすとは限らないと指摘した。
上述した研究者は、「研究結果はそれほど驚くべきものではなかったが、自動車メーカーは設計の際に窓ガラスを大きく作ることで乗り物酔いのリスクを下げることができる。ゆったり寄りかかれる座席を作り、乗員が向い合って話せるようにすれば、よりリラックスした環境になるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月15日