英国の運転免許の試験には、ビデオを見て、どこに危険があるのか答えなさい――という設問があるという。
成都の朱さん(女性)は、海外運転免許を取ろうとしてチャレンジ。しかし試験が難しく、受かるまでには試験を19回も受け、お金も全部で1万3000元かかったと教えてくれた。今ネットでは、海外運転免許を取得するまでに苦労話が話題になっている。各国の事情やカリキュラムなどを拾ってみよう。
【救急訓練】
ドイツではまずメガネ店の視力証明書が必要になる。その後8時間の救急事故の対応訓練を受ける。人工呼吸法などだ。事故を起こした場合、運転者はケガをさせた相手を救助する義務を負う。スイスでも同様である。
【難易度】
ドイツで1回の試験で合格できる人は3分の2以下。残りの人は受けなおす必要がある。ただチャンスは5回まで。しかも3回で合格できないとIQ・判断力テストを受けなければならず、それに不合格だと「運転はムリ」と判断され、再受験の資格を失う。
ドイツで受験資格を失った人は、再受験回数の制限のない英国で免許を取ろうとする。しかし英国は世界でも「免許取得の超難関国」として有名。よほど勉強しないとまず受からない。ロンドンのある女性は110回受けてもまだ通らず、費用はすでに3410ポンド出しているという。60歳のあるご婦人は25歳の時からチャレンジして、いまだ不合格。払ったお金は1万ポンド近いとのこと。