ネパール大地震、チベット自治区でも死傷者
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ネパール政府が26日に発表した情報によると、現地時間の25日正午前に発生したマグニチュード8.1（中国地震台ネット）の地震により、これまで2200の死亡が確認されたということである。
地震発生後、首都カトマンズにある多くのビルが倒壊し、通信が遮断し、空港は一時閉鎖となっている。地震の影響で、チョモランマ峰の南側で雪崩が発生し、外国籍の登山者100人あまりが行方不明となった。ネパールの内閣府はカトマンズなど29の地区を被災地に指定し、救援チームを派遣した。ネパールの情報相は国際社会の支援を呼びかけている。
今回の地震は、インドやパキスタン、マレーシア、バングラデシュでも揺れを感じられたということである。
地震発生後、中国の習近平国家主席、李克強総理、王毅外相はそれぞれネパールのヤーダブ大統領、コイララ首相、パンディ外相に慰問の電報を送り、犠牲者に哀悼の意を表した上で、「中国はネパール側が必要とする支援すべてを提供する」と表明した。中国外務省の洪磊報道官は25日、「中国政府は救援物資を調達し、できるだけ早くネパールの被災地に運ぶ」と話した。
今回の地震により中国のチベット自治区でも犠牲者が出ている。自治区政府は、被災地の住民を避難させ、道路や通信の復旧作業を行い、テントや布団、食品、医薬品、飲用水などの物資を調達している。チベット公安国境防衛総隊は隊員600人を派遣し、テントを建て、避難住民300人あまりを収容したということである。
中国国家減災委員会と民政省の作業グループは25日午後5時に被災地へ赴き、救助活動の指揮などを行っている。これまでに、チベット公安消防総隊は救援車33台、隊員224人をチベットの被災地に派遣し、生存者探査装置や大型機械などを持ち込み、救助活動にあたっている。このほかチベット自治区、重慶市、四川省、雲南省、青海省、貴州省の公安消防総隊から消防隊員3204人、災害救助犬87匹を派遣するということである。また、公安部消防局はチベット公安消防部隊に200万元(約3800万円)相当の救援物資を調達した。
(中国国際放送局)
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