日産自動車のカルロス・ゴーンCEOは、「日本政府が円相場を自動車輸出に有利な水準まで引き下げることができれば、当社は今後2年間で国内の自動車生産能力を拡大する」と表明した。米自動車情報サイトが7月16日に伝えた。
日産が日本の生産能力を拡大へ
ゴーンCEOは、「1ドル=100円以上であれば、大量生産が当社の発展を促す。しかしドル安になれば、大規模な生産にはリスクが伴う」と話した。
ゴーンCEOは16日、日本商工会議所の昼食懇談会に出席した際に質問を受け、「現在のドル円相場は安定的だ。当社は今後2年間、日本で安定成長する」と答えた。
現在のドル円相場は1ドル=123円で、前年同期比で22%の円安となっている。円安により、日本車は世界で強い競争力を手にする。日産は価格面で有利になるか、価格安定を前提とし、自動車の内部構造を改善し、多くの消費者を引きつける。日本の自動車メーカーは円安により、海外で巨額の利益を創出できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月20日