東京五輪組織委員会は9月1日に東京都で、日本人デザイナーの佐野研二郎氏が「創作」した、盗作疑惑のある2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムの撤回を発表した。
撤回された2020年東京五輪の公式エンブレムを使い、大会PRのために作製されたとみられるポスターが、インターネットのヤフーオークションに出品されていた。5日午後11時半すぎに終了し、最高入札額は4万5000円だった。
ポスターは東京都と大会組織委員会がそれぞれ作製した。都や区の施設などに一時貼られていたが、組織委が1日にエンブレムを白紙撤回後、回収されている。組織委員会は「事実関係を確認中」としており、本物かどうかは確認されていない。
出品されていたポスターは縦103センチ、横73センチで、五輪とパラリンピックの宣伝用。「幻のポスター」と題され、5日午後2時前に開始価格5000円で出品された。
説明には、「エンブレムが使用中止となり、ポスターも回収されてしまったため、とてもレアです。丸めて持ち帰ったため小さなキズなどがあります」と紹介されていた。
出品者は、サイト上での入手先を問う質問に、「都議連のパーティーの際に配布されたものです。もちろん公式のものです」と回答。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月7日