イギリスのグリムショウ建築事務所は中国の青島に、金茂集団と共同で投資総額1億ポンドの「中国エデン楽園プロジェクト」をスタートさせる。
同建築事務所は2001年に英国のコーンウォール州で世界初のエデン楽園プロジェクトを完成させており、今回が世界で2番目となる。
英のエデン・プロジェクト(建物群)はハイテクと未来技術を感じさせる8個のドームからなり、長さ240メートル、高さ55メートル、総面積2.2ヘクタールにも達する。太陽の下で耀く様は、石鹸のバブルがはじけているようにもみえる。
建物の中には、世界から集められたあらゆる植物の品種があり、世界で最も大きな温室(グリーンハウス)となっている。
プロジェクトを代表するのは熱帯雨林と地中海環境。その中間にある野外植物園には日本、英国、チリなどの温帯地域の植物が植えられている。
一方、今回の青島のエデン・プロジェクトは理念は共通しているが、建物の構成は英とは異なる見込みだ。「建物の形は異なると思うが、中国の伝統や現地の環境をエデンプロジェクトとうまく結びつけたい」と、同プロジェクトを企画したティム・スミット氏は語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月5日