世界初のロボット農場、京都に設立へ

世界初のロボット農場、京都に設立へ。 京都に世界初のロボット農場が誕生する。この農場は2017年に正式に稼働開始し、ロボットが栽培・管理・収穫・小売のすべてを担当する…

タグ: 京都,ロボット,農場 世界初

発信時間: 2015-10-12 10:52:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

京都に世界初のロボット農場が誕生する。この農場は2017年に正式に稼働開始し、ロボットが栽培・管理・収穫・小売のすべてを担当する。海外メディアが伝えた。

京都のスプレッド社は農場で1000万株のレタスを栽培し、ロボットにすべての業務を任せる予定だ。種まき、収穫、輸送に至る全自動化を実現する。ロボットは農場の二酸化炭素含有量や照明などの管理を担当する。

同社によると、ロボット農場は生産効率が高く、人件費を50%カットできる。消費者も割安な野菜を購入できる。

この自動化農場は木津川市のけいはんな学研都市に入居する予定。敷地面積は4800平方メートルで、建設費は機械開発経費を含む約20億円に達する。農場は2016年春に建設を開始し、2017年夏に竣工する予定。

スプレッドは、新農場は2017年下半期に供給を実現すると発表した。1日当たり8万株のレタス生産能力を次第に拡大していき、5年内に50万株を目指し、国内外の市場シェアを高めていく。

新農場は種の発芽を確認するため、人の手を必要とする。発芽した種は痛みやすく、既存の種まきロボットではこの作業を担当できない。しかし同社は、この問題が最終的に解決されるはずだとしている。

スプレッドは京都府亀岡市に人工照明レタス農場を設置している。毎年770万株のレタスを生産し、東京の2000店以上に供給できる。

従来の農場と比べ、この屋内農場にはさまざまなメリットがある。多段式湛液水耕栽培方式を採用しており、敷地面積を大幅に節約している。また98%の水は循環利用でき、殺虫剤を散布する必要もない。また人工照明と厳しい温度・湿度管理により、農家の生産は天候頼みではなくなり、かつ生産計画を把握・実行しやすくなる。

日本の植物生理学者の島村重治氏は先ほど、ある工場内に大規模な農場を設置した。この農場の敷地面積はサッカーコート半分ほどで、特別に設計された1万7500個のLED照明が、16層の18の栽培棚に設置されている。この照明は昼と夜を作り出し、光合成を細かく調整するプログラムにより、レタスの成長速度を屋外の1.5倍にできる。また廃棄率を40%引き下げ、生産効率を100倍に高めることができる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月12日

 

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