上海市政府が21日の記者会見で発表した情報によると、上海市(どの通関地でも可)、江蘇省(南京禄口国際空港)、浙江省(杭州蕭山国際空港)から入国する外国人を対象とする、144時間以内滞在のトランジットビザ免除政策が、国務院によって批准された。これまでの滞在時間は72時間だった。
滞在期間が延長され、上記3カ所を訪問できるようになった。例えば外国人は上海から入国して、杭州蕭山国際空港や南京禄口国際空港から出国することも可能だ。
上述した出入国管理政策は、中国公安部による上海科学技術イノベーションセンター建設の支援の一環だ。上海市は中国公安部の支援を受ける、上海科学技術イノベーションセンターの建設に関する、12項目の出入国政策措置を実施した。これには「中国版グリーンカード」発給要件緩和、外国人留学生が卒業後も上海でイノベーション・創業するための支援、非上海戸籍居住者の上海での出入国書類の申請範囲拡大などが含まれ、同センターの建設を力強く促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月24日