聯合ニュース1月4日付記事によると、韓国のスマホ業界は4日、スマートフォンの普及に伴い、韓国のスマホ市場に構造的変化が生じているという認識を示した。高性能スマホにこだわってきた若年消費者層が普及型のミドル・ローエンド製品に目を向け始め、中でも中国製スマホがそのコストパフォーマンスから注目されているという。
2009年にiPhoneが韓国で発売されると、韓国のスマホ市場は急速に拡大。2015年11月末までに韓国のスマホユーザーは4300万人に達した。スマホが韓国に上陸した当時、電子機器に敏感な若者が飛びつくハイエンドなスマート製品だった。その後「移動端末流通構造改善法」が正式に実施されると、キャリアが消費者に提供する端末購買補助金が大幅にダウン。それにつれて携帯電話機の販売価格も上がった。そのため韓国の若者は、比較的安価な普及型スマホに目が向くようになった。
韓国の業界筋によると、携帯電話の技術発展に従い、普及型スマホはハイエンドスマホと性能面で決して劣るものではなくなった。加えて、昨今の青年就業問題などによる若者の消費能力低下に伴い、普及型スマホを選択する若者が大幅に増加する傾向にあると指摘する。
この状況から、中国のスマホが韓国市場で勢力を拡大している。2015年12月16日、ファーウェイは韓国で低価格スマホのY6を発表。わずか半月で販売数が1万台を突破した。韓国の消費者の大部分はこれまで、中国のスマホは性能面やデザイン面でサムスンやLG、iPhoneに及ばないと考えてきた。しかし中国の情報通信技術の発展に伴い、韓国人消費者の中国製品に対する認識に変化が生じていると業界筋は指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月10日
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