春節の海外旅行者600万人、人気の“健康診断ツアー”は平均2万元

春節の海外旅行者600万人、人気の“健康診断ツアー”は平均2万元。 日本での健康診断、モルディブでの結婚写真、グレートバリアリーフでのスキューバダイビング挑戦――最近の人気ツアータイトルである…

タグ: 中国人,春節,観光,買い物

発信時間: 2016-02-14 13:47:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

600万人が“買う、買う、買う”

年初から人民元がやや値下がりしているものの、人々の買い物意欲を止めることは無理なようだ。東京銀座やソウルロッテ百貨店で目にするのはいずれも買い物袋を下げた中国人の姿。中国の春節はいまや世界の観光地におけるカーニバルとして、そのショッピングシーズンを一段と長いものにしている。中国人に人気の国はタイ、日本、韓国で、最も好まれている都市はソウル、台北、バンコクの順だ。ブルームバーグの推計によると、中国人が海外で飲食や買い物で使ったお金は過去最高であった昨年の6780億元を上回ったと見られている。

“健康診断ツアー”の平均費用は2万元

日本での健康診断、モルディブでの結婚写真、グレートバリアリーフでのスキューバダイビング挑戦――最近の人気ツアータイトルである。ある統計によると、今年の春節ツアーで関心が高いのは10コース。そのうちトップ3は健康(17%)、ハイキング(16%)、スキー(15%)という。健康では日本や韓国、中国台湾の温泉に両親と一緒にいき、家族だんらんと親孝行を兼ねた旅行が中流以上の家庭で人気となった。 

中国の旅行サービスサイト・シートリップによると、健康をテーマにしたツアーの値段が全ツアーの中で最も高く、平均2万元。コースは「東京2泊3日人間ドッグ」、「韓国3泊2日ブライダルチェック」など細かく設定され、最低は約2000元から、最高はドイツの9日間32万元ツアーというものであった。 

このほか自然豊かな場所を自分たちの足で歩く屋外ツアーも人気が高かった。空気がおいしく気候が温暖な観光地でくつろぐのが、普段都会で生活している人にとって大きな楽しみのようだ。

若者は“里帰り”より“旅行”

春節はもともと都会で働く若者たちが故郷に帰って親戚回りをするための休みであった。しかし最近は帰りたがらない人も多く、その代わりに旅行に出かける若者も増えている。 

北京で会社勤めをしている雨さん(女性)もそんなひとり。大みそかに向かったのは北京空港で、そこからプーケット島に両親と一緒に行った。故郷の女性はたいてい結婚が早いので、“歳のいった”彼女が帰ると「親戚中からお説教を聞かされる」との彼女。両親と旅行に行けば、そんな親戚から逃れられるのだという。 

若い奥さんの肖さんには、雨さんのように結婚を迫られることはない。それでも夫と二人でハワイに出かけた。「去年の帰郷では、正月から5日まで朝から晩まで親戚回りでとても疲れました。その上北京で働いているメンツもあり、親戚の子どもたちに渡すお年玉だけでも数千元と、北京の1ヵ月分の家賃がかかりました」と話してくれた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月14日

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