中国の2016年の春節(旧正月)に伴う7日間の連休は、年越し・新年ムードに包まれ、消費意欲も旺盛だった。中国商務部の観測データによると、旧暦の大晦日から1月6日(2月7−13日)の間、全国小売・外食企業の売上が約7540億元に達し、前年の春節連休中より11.2%増加した。
各地の商店は連休中の書き入れ時に、さまざまな販促活動に力を入れ、祝日の消費ムードを盛り上げ、販売を力強く促進した。北京では、「新春を喜び迎える――北京で年越し2016」キャンペーンが催された。これにはお正月用品の展示販売、お正月用品の市、除夜の晩餐の予約、料理の見本市などが含まれる。河北省では第7回「幸福河北歓楽ショッピング」キャンペーンが催され、売上が80億7000万元に達した。重慶市の重点観測商業・貿易企業の連休中の売上は、12.6%増となった。湖北省は12.3%増、広西チワン族自治区は11.2%増、陝西省は10.8%増、天津市は10.5%増、黒竜江省は10.5%増。
申年の春節は、年越し・新年ムードを醸し出す伝統的な商品が市場の主流となったが、猿の要素を持つ装飾品も人気が高かった。湖北省の重点観測企業の装飾品の売上は、前年同期比22%増となった。北京菜市口百貨、国華商場の連休中の買い物客数は、前年同期比で約10%増となった。
スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルデバイスを始めとするIT商品の売れ行きが好調をキープした。寧夏回族自治区の通信機器の売上は前年同期比41.9%増、遼寧省は20.6%増、吉林省は10.7%増、内蒙古自治区は8.5%増。
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