
『知日』を作る過程でわかったことは、中国の若者の日本理解が自国に対する理解以上になりつつあるということだった。「元々我々は、自分のことは当然に理解できていると思っていました。その後、我々は自分のことをあまり分かっていないことに気付きました。過去にせよ、現在にせよ、未来にせよ」。そして彼は『知中』を作ることに決めたのだった。
蘇静氏は言う。海外に注目した後で、多くの人が自らの国に目を向けるようになるはずだと。このとき、『知中』の創刊は「選ばれる」使命感を帯びるようになった。自分こそがやるべきものだと考えるようになったのだ。「中国のために中国を理解する」という理念を持ち、国内13億人の人々に自分を理解してもらう。同時に、海外の60億人に中国を理解してもらいたいと考えている。
「私は『知中』の将来に大いに期待しています。そして非常に有意義なことだと思っています。雑誌という紙媒体による出版だけでなく、中国を紹介する様々な映像も撮影するのもいいと思います。日本の大河ドラマのように、我々も自分たちの大河ドラマを製作したい。中国はこれほどに長い歴史があり、知りたいと思う歴史人物はとても多い。我々中国のものを表現し、西洋人に対して東洋人がどんな生活や恋愛をしていたかを見てもらいたい。東洋人の情感を理解してもらいたい」。
「私はどんな人でも受け入れられるやり方、つまり映像を通じて、中国の最も真実で、最も美しいものを海外へ伝えたい。今後、中国人にせよ外国人にせよ、中国を理解したいと思ったときに我々の文化商品を通じて理解するようになってもらいたい。つまり私の当初の夢に立ち戻ることになります。映画や映像を作ることと、大きなデータアーカイブを作ることです」。
「私は『知中』が特に好きです。だから長く続くものであってほしい。本当に中国を知りたいと言う人々を集め、彼らを通じて多くの人に中国を知らしめたい。これは本当に素晴らしいことだと思います」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月18日
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