3人の宇宙飛行士が2日、宇宙船「ソユーズTMA-18M」に乗って国際宇宙ステーションから帰還した。うち、米国人宇宙飛行士のスコット・ケリー氏とロシア人宇宙飛行士のミハイル・コルニエンコ氏は宇宙に1年近く滞在した。
米CBSは3日、オバマ米大統領は同日、52歳のケリー氏と電話で話し、彼の貢献に感謝したと報じた。メディアに対し、ケリー氏は宇宙ステーションでの苦しくもあり楽しくもあった生活について語った。
彼によると、宇宙から地球を見たとき、天気の変化や山・川が全て見えるだけでなく、面白い収穫も多くあった。彼らは340日間で地球を5440周し、日の出と日没を1万回以上見、1日で日の出と日没を16回楽しんだ。
宇宙滞在期間が長いと地球上での社交活動に出席できないが、ケリー氏はソーシャルサイト好きになり、340日間で700枚以上の宇宙での生活写真をシェアし、ツイッターには90万人のファンもいる。
宇宙ステーションの物資は比較的少なく、地球から宇宙への物資運搬コストは1ポンドあたり1万ドルに達する。中でも水の運搬コストは高いため、できるだけ循環利用する必要がある。340日間でケリー氏は約800リットルの循環水を飲み、尿を循環処理した水でコーヒーを入れ、「なかなかうまい」と絶賛した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月4日