中国大陸の女性幹部が占める割合は30%に上昇。9位となった。全体的に見ると、女性幹部を雇用していない企業の割合は昨年の25%から16%に減少し、世界平均の33%より低くなった。
同会計事務所のグローバル幹部であるフランシスカ・ラグベリー氏は、「先進国では政府や候補者が最も良い施策を採ろうと努力しているにも関わらず、この面では新興諸国より立ち遅れている」と話す。
彼女によると、こんな結果になってしまった要因の一つは「根強く残る社会規範」にあるという。特に英米両国は「命令と支配」による昇進ケースがはびこり、「女性を惹きつける制度になっていない」と指摘する。
お飾りに過ぎない女性幹部も多い
また調査は、女性幹部の多くが企業でお飾りを演じているに過ぎず、重要な仕事が任されていないことも指摘する。
調査データによると、23%の女性幹部が人事責任者で、21%が財務責任者である。CEOや社長などの要職を担当する女性幹部は9%に過ぎない。
同会計事務所のパメラ・ハリス氏は、「我々は、より多くの女性に企業経営の重責を担ってほしいと考える。女性はお飾りに留まるべきでなく、企業経営の発展を推し進めるべきだ」と話す。
調査では他にも、「企業幹部になりたい理由」についても調べている。それによると、男女を問わず「企業戦略や変革を推進すること」を重視している。また男性は「ビジネスの目的に対する信念」が、女性は「自分が認められること」が大きな理由となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月10日