大陸部・香港・マカオの共同法律事務所、トラブルを共同解決

大陸部・香港・マカオの共同法律事務所、トラブルを共同解決。

タグ: 法律事務所 横琴

発信時間: 2016-03-11 09:06:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

大陸部と香港・マカオの共同経営による中国初の法律事務所が2月15日、広東横琴自由貿易エリアで正式に発足し、三地の法律サービス機構の共同経営の第一例となった。

経営協力する三者はそれぞれ、北京の「中銀律師事務所」、マカオの「力図(Rato, Ling, Lei & Cortés)律師事務所」、香港の「方氏(Fonds)律師事務所」だ。

この共同経営もでるによって横琴自由貿易エリアの法制化建設とビジネス環境の改善をいかに進めるかについて、中国網記者はこのほど、全国人民代表大会代表でマカオの「力図律師事務所」の担当者である林咲雲氏を訪ねた。

林氏によると、協力する法律事務所3社は、横琴自由貿易エリアの発展に対する国家の位置付けに従い、資源の統合や優位性の相互補完を進め、法律サービスでの協力を深め、横琴自由貿易エリアの法治化・国際化されたビジネス環境の構築を促していく。同時に珠海・香港・マカオのワンストップ式の法律サービスプラットフォームに立脚し、金融・貨物貿易・サービス貿易・知的財産権国際保護などの方面でより専門的・効率的・国際的な法律サービスを提供し、横琴企業に向けて香港・マカオ市場を開拓し、ポルトガル語・スペイン語系諸国や「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国の貿易市場への広がりにも有力な保障を与える。

共同事務所設立のねらいについて林氏は、「横琴自由貿易エリアには多くのマカオ人や香港人が投資しているが、横琴で適用されているのは大陸部の法律であり、マカオ人はマカオの法律、香港人は香港の法律にしか詳しくないのが問題となる。そのため三者が協力し、投資や融資、知的財産権などで起こる法律トラブルを共同で解決する必要がある」と語った。

林氏によると、仕事場の内装がまだ終わっていないため事務所はまだ正式にオープンはしていないが、業務レベルでの三者の取り組みはすでにスタートしているという。

設立の場所になぜ横琴が選ばれたかについて、林氏は、「横琴に投資するマカオ人は増え続けている。また横琴は、中央がマカオに支援を提供する際の連結の役割を果たしており、マカオの国際観光レジャーセンターの構築や中国・ポルトガル語諸国商業貿易協力サービスプラットフォームの建設の支援はここを通じて行われている。横琴は自然な選択と言える」と指摘した。

林氏はさらに、治化建設の推進やビジネス環境の改善の面でも横琴は多くの措置を取っていると語った。例えば横琴では、マカオ住民にかかわる事案の陪審員にマカオ人を招く新型裁判所が設けられている。「こうしたやり方はとても好ましいものだ」と林氏は語った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月11日

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