米ロサンゼルスタイムズは21日、「中国人の公務・出張時の消費支出合計がアメリカ人の合計を上回った」とする世界公務出張協会の調査レポートを伝えた。2015年の同金額は中国人が2912億ドルで、アメリカ人が2902億ドルだった。
2016年はその差が一段と拡大し、中国人が10.2%の3207億ドルとさらに伸びるのに対し、アメリカ人は2%増の2957億ドルにとどまる見通し。レポートは「中国では引き続き旅行インフラ投資が行われ、全国で数十ヶ所の空港やホテルが建設中」と報じている。
中国人の公務・出張は95%が国内だが、アメリカの大ホテルも中国人の出張客を迎えるために大規模投資を続けている。
協会のマイケル・マコーミック会長は「中国人の出張支出がアメリカ人を上回ったことは重要な転換点であり、現在の世界経済の特徴を表している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月3日