コピー1枚10元、牛肉麺1杯78元、ワンタン1杯59元……。中国国内の空港でよく見られる値段だ。空港は商品が高いことは周知の通り。飛行機に乗ることがますます一般化している今日、高価格サービスと大衆化する顧客との間の矛盾はますます激化している。空港の商品はどうしてこんなに高いのか。どうすれば安くできるのか。物価管理部門はどう管理しているのか。
飲食関係は高値が続くもチェーン店誘致で低価格化
メーデーの期間に南京の禄口空港を取材したが、消費が旺盛なことがあらためて分かる。「確かに市内より価格は高いです。しかし他に選択がないから、ここで食べるしかないわね」と、レストランで食事をする王さんは答えた。
禄口空港のターミナル管理部の主任である楊桔梓氏は、「以前は空港で食事すると、とても値段が高くつきました。我々はチェーン店誘致という方法を通じて、より多くの店舗の参加を促しました。競争が生まれ、価格も下がってきました」と言う。
「しかし、マクドナルドやバーガーキング、スターバックスといったチェーン店では、商品1つにつき市内より2~3元高く、セットだと10元前後高いのが現状です」と、空港スタッフの潘さんが説明する。チェーン店であっても、価格は彼らの意思で決めることだ。このエリアでの経営状況にもとづき決められている。
禄口空港ターミナル管理部経営課の副課長である戴捷氏は、「管理方とテナント方には取り決めがあります。第一に、たとえば1元のミネラルウォーター、4元のカップ麺など、10種類の定価で提供すべき商品があります。第二に、市内で売られる同類商品は20%以上の価格範囲に収めなければならず、違反した場合は罰せられます」と解説する。
コピー代に関して戴捷氏は、「コピーサービスは5枚以内なら1枚につき8元、5枚を越えたら1枚につき5元となります」と高価格であることを隠さなかった。
「運営コストと関係」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月10日