国連世界観光機関：中国人観光客を歓迎
国連世界観光機関：中国人観光客を歓迎。
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国連世界観光機関のタレブ・リファイ事務局長は先ごろ、新華社の取材に対し、「各国政府はみな国連世界観光機関に中国人観光客を惹きつける方法や秘訣を問い合わせてきている。彼らは多くの中国人観光客の訪問を望み、もろ手を挙げて歓迎している」と述べた。
国連世界観光機関と中国政府が共催する「第1回世界観光発展大会」が、今月5月18日から21日にかけて北京で開催される。これは昨年9月25日に開催された国連発展サミット以来初となる「観光と発展」をテーマとする大会である。リファイ氏は、今回の会議の意義は大きいとした上で、国連が決めた17項目の持続発展目標をいかに確実なものとするかが討論されると述べた。具体的には貧困と飢餓の解消、健康、教育、性差別の解消、水と環境衛生、エネルギーと気候変化などが挙げられる。
リファイ氏はまた、今回の会議が中国で開催されるのは非常に適切と指摘。まず中国は世界有数の観光大国である。観光輸出国でもあり、重要な観光目的地でもある。次に、中国は観光業の発展による貧困解決の決意が大きく、その効果も良好である。中国政府は第13次五カ年計画の期間、観光産業の発展により貧困人口の17％を貧困から脱出させる計画を立てている。特に農村観光の発展を通じたプロジェクトが際立っている。
リファイ氏は中国の貧困解消の取り組みに信頼を寄せており、中国経済が安定的に成長し続けることを信じている。同氏は、より多くの人が中国を訪れることで、雇用や投資、よりよいインフラ、より速い発展が促進されると述べ、観光産業は収入や投資、持続可能な発展をもたらす有効な手段だと指摘した。
国連世界観光機関が先ごろ発表した統計データによると、観光産業はすでに国際サービス貿易の重要な分野となっており、全体の30％を占める。2015年、世界の海外旅行者数は前年比で4.4％増加し、11億8400万人となった。世界の観光収入は前年比で3.6％増、1兆2300億ドルに達した。アメリカ、中国、スペイン、フランスが観光目的地の上位4カ国で、観光収入はそれぞれ1780億ドル、1140億ドル、570億ドル、460億ドルだった。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年5月15日
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