延津県農林局農業経済課の賈勇さんによると、現在、全県の農地貸し出し面積は38.49万ムーで、全体の38.5%。トップ企業の経営面積はわずか6.7万ムーに過ぎない。地域の村の7割以上の男性労働力は出稼ぎに出ており、2割以上が兼業農家だ。農業生産に従事する主要な戦力は60歳以上の老人と主婦たちである。
記者が山東省の章丘市で調査した状況も同様だった。全市104万ムーの農地のうち、土地貸し出し・転売の面積が32万ムー。3分の2以上の農地が依然として個人による零細経営だった。
「自分で農作業したほうが、貸し出すより割が合う」と、棗園街道万新村村民に住む53歳の劉開生さんは言う。昨年は小麦とジャガイモの輪作をし、1ムーあたりの純収入は1500元だった。もし貸し出したら1000元にしかならない。
劉開生さんに今後のことを訪ねると、「子供が農作業をやりたがらないというより、やりたくてもできないだろうね」と答えた。劉さんは、かつて子供に農作業をやらせたことがある。半日かけても何もできず、仕方がないから代わりにやったのだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月31日
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