商務部ウェブサイトによると、メキシコの経済紙「El Economista」は先ごろ、かつて中国は世界で最も汚染された国と見られてきたが、この十年で大気汚染などに対し積極的な対応をしていると報じた。
グリーンピースは、2015年に中国の汚染問題は「好転している印象を深く与えている」との見方を示す。現在、インドが大気汚染の世界で最も深刻な国になった。中国の環境改善で最も大きな成果の1つとして、上海株式市場と国際市場で発行されているグリーン債券が挙げられる。今年1月、上海浦東開発銀行はグリーン債券を200億ドル発行、中国工商銀行は22.8億ドル発行した。Climate Bonds Initiative (CBI、低炭素経済に向けた投資を促進する国際NPO)によると、2015年、中国は世界に向けて418億ドルのグリーン債券を発行し、2016年から2020年までに455億ドルを発行する見込みである。
CBIによると、中国はエネルギー密度の改善、環境保全産業の発展、環境に対するストレス軽減に対する大掛かりな計画を進めている。グリーン債券の発行を通じて中国は、固定収益市場の透明化、対外直接投資の開放、政府の環境目標達成の大きなチャンスになると考えている。中国はグリーン債券の先駆的国家になり、これによって環境改善の履行を約束しようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月