「翻訳の魅力はシンプルだ。一字一句漏らさず全文を訳すと、達成感が生まれる」
“翻译最吸引我的地方其实很简单。当你能一字不漏地翻译出全文,一种成就感便油然而生。”
張暁敏さんに初めて出会ったのは、北京語言大学のキャンパス内だ。黒縁メガネをかけ、筋道立てて話す彼女は、大学時代の教員から言われた通り「見ているだけで落ち着きがあることが分かる」人だ。
初见张晓敏是在北京语言大学的校园里。戴着一副黑框眼镜,说话有条不紊的她,就像本科时期的老师描述的一样,“看你就像是能坐得住的”。
張さんは2009年の大学入試に合格し、天津市の大学で日本語を学習した。彼女は入学したその時から、専門を究めることを心の中で決めた。彼女はその後4年間、授業中と研修中を除くほとんどの時間を、図書館内で費やした。しかし卒業後の勤務で、彼女は行き詰ったという。ある日本企業の翻訳になった彼女は、「聞き取れない」「翻訳できない」ことに苦悩し、大学院入試を思い立った。
2009年高考后张晓敏进入天津的一所大学学习日语。从入学那一刻,她就暗自决心学好专业课。在之后的四年中,除了上课和实习,她几乎把所有时间都花在了泡图书馆上。然而毕业后的工作却“将了她一军”。在一家日企做翻译的她每天都会因为“听不懂”“翻译不出来”苦恼不已,这也让她动了考研的念头。
そこで彼女は勤務開始から1年後、ためらうことなく辞職し、天津市で一人暮らしをした。毎日朝早くから夜遅くまで勉強し、家と図書館を行き来し、丸2ヶ月をかけて大学院の入試に備えた。彼女は度重なる選抜を通過し、北京語言大学高翻学院に入学し、日本語翻訳を学んだ。
于是在工作一年后她毅然辞掉了工作,只身一人生活在天津,每天披星戴月,来往于家和图书馆之间,花了整整两个月的时间复习考研。最终经过层层选拔,她考入了北京语言大学高翻学院学习日语笔译。
彼女は勤務歴について、「私はあの時から、翻訳の道を歩むことを決めたと言える。勤務開始当時、私は自分が予想していたレベルに達していないと感じた。そこで私はより良く、素晴らしい翻訳を志した」と話す。
谈起那段工作经历,她不无感慨地说:“可以说我从那个时候就决定走上翻译这条路。刚工作的时候我觉得我并没有达到自己预想的高度。所以我希望翻译得更好、变得更出色。”
張暁敏さんは高校生の頃に党組織に歩み寄り、中国共産党についての知識を徐々に深め、その歴史を学び、ストーリーを知っていった。大学に入ってすぐの頃、彼女は入党申請書を出した。彼女はこれらのことを振り返り、「誰もに属する場所があるべきで、共産党に入ることは一種の信仰である。党組織には非常に先進的な理想があり、党員になることは自分に対する高い要求でもあった」と話した。
张晓敏很早就开始向党组织靠拢,早在初高中的时候,她就已经开始慢慢了解中国共产党,学习它的历史,了解它的故事。刚进入大学,她就递交了入党申请书。谈到这些,她觉得“每个人都应该有一个归属,加入共产党是为了一种信仰。党组织有非常先进的理想,成为一名党员也是一种对自己的高要求。”
大学院1年生のこの年は忙しかった。翻訳の練習を続けるだけでなく、党支部の組織委員として、彼女は様々な学習活動も主催した。「両学一做」学習教育が全国的に行われる中、彼女は支部でこの学習活動をどのように行うべきかを考え始めた。支部の書記と話し合い、いくつかの学習グループに分け、グループごとの学習後に全員に成果を報告することにした。「自分の経験と感想をみんなで交流することで、最高の成果を得ることができた」と、支部のメンバーはこの効果的な活動を通して党をより深く広く知ることができたと話している。
研一这一年,生活变得更加忙碌。除了要坚持进行翻译训练外,作为党支部的组织委员,她在这一年内还组织了各种学习活动。当“两学一做”在全国火热开展的时候,她便开始思考如何在支部内办好这一学习活动。同支部书记积极沟通后,最终将支部分成多个学习小组,每个小组在自学后向支部全体成员汇报学习成果。“让大家交流他们自己的体会和感受,才能取得最好的学习成果。”经过这次学习,支部的成员都表示通过这一有效的活动方式,自己对党的认识更加深刻、更加全面。
彼女は未来について、生活には多くの現実的な問題があるが、「翻訳という道を歩み続ける」という初心を忘れないと語った。
谈到未来,她坦承生活中有很多现实的困难,但是她会不忘初心,“继续在翻译这条道路上走下去。”
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月1日