台湾メディアによると、「自撮りによる危険」があることから、多くの観光地で観光客の「自撮り棒」使用の禁止を明文化している。たとえば上海や香港、日本のディズニーランドでは自撮り棒を持っての入園を禁止している。台湾も台北故宮博物院や高速鉄道のプラットフォーム、美術館などで使用が禁止されている。他人の迷惑を避けると同時に、自撮りする人の安全を保障するためだ。
台湾「旺報」ウェブサイトの7月12日付記事によると、自撮りが死亡事件につながるケースが、中国大陸だけでなく各地で増加している。死者の多くが若者で、平均年齢は21歳。75%が男性だ。男性のほうがより刺激的な自撮りをしようと考え、悲劇を招いている。
上海ディズニーランドを例に挙げると、運営者側はオープン前に速くも自撮り棒を持っての入園を控えるように呼び掛けてきた。園内で自撮り棒を使った自撮りを禁じるだけでなく、入園検査で自撮り棒が見つかった場合、運営者側で保管するようにした。