ディズニー側の説明によると、これは来場者の安全を考えてのことだという。これまでディズニーランドでは、一部の来場者がジェットコースターや海賊船といった危険な乗り物に乗りながら自撮り棒を使用しており、それに対する来場者の不満の声が少なくなかったという。このような行為は娯楽設備の損壊につながるだけでなく、場合によっては来場者の安全も脅かされかねない。
その他、美術館や博物館でも自撮り棒は歓迎されない。運営者側によると、館内の芸術的な雰囲気を壊すだけでなく、かつて芸術品と一緒に撮影しようとして様々なぶしつけな行動をとった人がおり、他の人の参観に影響を与えたからだという。フラッシュライトの使用も収蔵品を損傷させかねない。
台湾の高速鉄道や台湾鉄道のプラットフォームでは、観光客の自撮りは高圧電線に接触する危険性があるため、自撮り棒の使用禁止を強く呼びかけている。乗客は自撮り棒を電車内に持ち込むことはできるが、プラットフォームでの使用は禁止されている。運営側はこれによって事故の発生率を低下させたいと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月17日