イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ」社が最新のBRICS大学ランキング400校を発表した。中国の大学が上位を占めたほか、全112校がランクインした。5カ国中、最も多かったのも中国である。
同機関によると、BRICSは地域において強い影響力を持ち、世界人口の42%を占める。国際影響力を持つ中国大陸の大学は112校で、26省・市・自治区に拡がっている。うち北京に23校、江蘇省に15校、上海に10校、陝西省に8校、湖北省に7校がある。
今年のランキングでは、清華大学が1位、北京大学が2位、復旦大学が3位だった。上位50校のうち23校が中国で、インドとロシア(各8校)の3倍となっている。ブラジルは7校だった。
同機関の中国担当である張巘氏は、「中国の大学の学術能力と影響力に対する信頼性が世界的に高まっている。国際的視野を持った優秀な卒業生が育ち、積極的に世界の主要な業界で働いていることから、世界の人々の満足度が上昇している」と述べる。
同氏はまた、「しかし21世紀の競争は、本質的に人材の競争だ。中国の大学で学びたいという世界最先端の欧米先進国の人材は増えている。労働、起業、科学研究、教育、管理などの分野でも増加余地が大いにある」と指摘する。
1990年に設立された「クアクアレリ・シモンズ」社は先進的な高等教育、就職情報、調査、ソリューションを提供している。その活動範囲は50カ国に及び、世界の大学2000校と提携を結んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月23日