国際卓球連盟のトーマス・ヴァイカット会長がこのほど、卓球大会で中国チームがいつまでも圧倒的な地位にあるのは、中国チームのせいではなく、ほかの国も実力をつけ、中国との差を縮めるよう努力すべきだと語った。ヴァイカット会長は、リオ五輪では「本物の戦い」を期待しているとも語った。
リオ入りしているヴァイカット会長は、「中国チームは常に卓球大会の頂点にいる。競争があった方がいいのは当たり前だ。だが、中国選手がこれほど優れているのは彼らの間違いではない。ほかの国の選手もさらにトレーニングに努めなければならない」と語った。
1988年ソウル大会で卓球が種目になって以来、中国チームはすでに、28枚の金メダルのうち24枚を獲得し、数知れない銀メダルと銅メダルを獲得してきた。国際卓球連盟は何度も規則を変え、ほかの国も中国チームと戦えるようにしてきた。
今大会男子シングルの最も有力な競争相手は中国チーム第1シードの馬竜とロンドン大会金メダルの張継科、女子シングルの優勝が予想されているのはロンドン大会金メダルの劉暁霞と銀メダルの丁寧だ。
ヴァイカット会長はさらに、ほかの国家・地域、とりわけ日本やドイツ、韓国は実力を順調に伸ばし、中国との差を縮めているので、リオ大会では「本物の戦い」が見られると期待していると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月7日