日本アニメの妖怪の多くは中国からの“輸入”、純国産は1割

日本アニメの妖怪の多くは中国からの“輸入”、純国産は1割。 日本民族学の研究者であり、漫画『鬼太郎』の作者水木しげるは、かつて「日本の妖怪の起源を調べれば、少なくとも70%はその起源が中国にあると思う」と語った…

タグ: 日本,妖怪,起源

発信時間: 2016-08-08 10:52:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

台湾メディアはこのほど、日本のアニメに登場するキャラクターの多くが従来の妖怪文化の影響を受けており、そしてその日本の妖怪の70%が中国から輸入されたものである―と伝えた。 

3日付けのWant Dailyによると、中国で妖怪という概念がはじめて登場したのは、東晋の干宝が著した『捜神記』。人々は未知の自然界に対し、想像力を用いて理解しがたい現象を解読しようとした。このため妖怪はさまざまの超自然の事物やイメージを広く指すようになった。古代伝説によく登場し、現代のアニメに出てくるものには、へび人間やきつねの妖怪がある。『西遊記』には数え切れない妖怪が登場する。

【純日本産の妖怪は1割】 

日本民族学の研究者であり、漫画『鬼太郎』の作者水木しげるは、かつて「日本の妖怪の起源を調べれば、少なくとも70%はその起源が中国にあると思う」と語った。残りの20%がインドからで、純日本の妖怪はわずか10%に過ぎないという。 

このことからわかるように、妖怪のイメージやキャラクターの上で、中国と日本で大変に通ったところがある。たとえば『捜神記』では夜になると首(頭部)だけが胴から離れて空中を飛び回るものが出てくるが、これは日本の『ろくろ首』になっている。『山海経』に出てくる天狗はもともとはただの大きなイヌだが、日本では顔が赤く鼻の長い、二本足で歩くように変わっている。 

中国では鬼は声しか聞くことができず、姿はあらわさないが、日本の鬼は妖怪の一種だ。背の高さは8尺、赤鬼と青鬼がおり、髪が逆立ち、角が生えている。さらに手には鉄棒を持っている。日本では、鬼は恐ろしいというイメージとともに魔よけとしても用いられる。 

また日本の妖怪は、伝統的な妖怪から今日のアニメの中の妖怪まで、浮世絵師の葛飾北斎の漫画をその源流にしている。浮世絵のその人目も鮮やかな色彩感覚は日本のアニメに引き継がれている。人気アニメのNARUTO(ナルト)やONE PIECE(ワンピース)の場面は、北斎の神奈川沖浪裏に結びついている。

【伝統文化と融合】 

伝統文化と浮世絵の影響の下、日本は自身の文化の中の妖怪をポケモンなどの世界で人気を博するキャラクターに変えることに成功。現在それをアニメや漫画にして世界に送り出している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月8日

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