○ 「出勤途中」の地下鉄補修作業員:終電には多くの顔馴染み
深夜、帰宅の途につく人のほか、地下鉄の終電には「出勤途中」の人もいる。地下鉄の補修作業をしている李鉄さんもその一人だ。
毎日、疲れ切った身体を引きずって終電に乗り込み家に向かう多くの人を横目に、これから勤務につく李さんは、エネルギーに満ちあふれている。李さんが担当する地下鉄補修作業は、午前0時から午前2時半まで。勤務時間は非常に短いが、作業量は極めて大きく、責任も重い。彼らは根気強く、地下鉄の「身体検査」を行わなければならず、どんな細かい作業もいい加減にすることは決して許されない。
李氏によると、終電の乗客の多くはサラリーマンで、古くからの顔馴染みも多く、ほとんどの人がいつも疲れ切った表情をしているという。だが、時には「新顔」が登場する。新顔の中には、面白い人、風変わりな人、珍しい人などいろんな人がいる。終電に乗ると、いろいろな興味深い発見があるという。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年8月12日