最新の研究結果によると、全世界の億万長者のうち3分の1が大学の卒業証書を持っていないという。大学は成功を手にするための、唯一の手段ではなくなったようだ。米CNBCが12日に伝えた。
調査会社Wealth-Xは、「億万長者国勢調査報告書」の中で、この研究結果を発表した。
米国人のSteve Siebold氏は30年弱を費やし、世界で最も豊かな1200人を対象に研究を行い、上述した結果と一致する結論を導き出した。「多くの人は大学院を卒業した方が高所得と考えているが、多くの富を築いた人は特別な知識をつけ、これを売ることで富を手にした。彼らはそれほど多くの教育を受けたわけではない」
Wealth-Xによると、世界の億万長者のうち修士課程修了者は22%のみ。経営学修士は13%、博士は10%。法律・医学の学位を持つ人はさらに少ない。
しかし必要条件ではないが、多くの億万長者が大学を卒業している。重要な事は、彼らが正式な教育を終えた後も、学習方法を見つけていることだ。
Steve氏は「正式な教育でも成功の道を開くことができるが、独学する力の方が重要だ。億万長者には、読書という共通の趣味がある。ウォーレン・バフェット氏は毎日の勤務時間の8割を読書に当てている。ビル・ゲイツ氏は毎年50冊の本を読む。彼らは大量の読書により成功の道を学んだ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月16日