中国での初開催となる「第26回国際移植学会」が18日から22日まで香港で開かれ、世界の著名な大学や病院の1800人を超える専門家や学者が参加した。世界保健機関(WHO)や国際移植学会の代表ら多くの権威ある専門家が中国の臓器の提供と移植に対して高い評価を示した。
国家衛生・計画生育委員会の李斌主任は代表を通じて式辞を送り、長期のたゆまぬ努力を通じて、中国は、人々の臓器移植医療のニーズを満たした上で、臓器来源の構造的な変革を実現し、国情に合った臓器の提供と移植の「中国モデル」を生み出し、臓器不足という世界的な難題を解決する「中国ソリューション」を打ち出したと語った。
調べによると、2015年、中国の臓器提供件数は2766例、提供された大型臓器は7785個に達し、2013年と2014年の提供数の総和を超えた。2016年上半期に提供された大型臓器は5029個で、提供件数は昨年同期を45%上回った。年間臓器提供数はアジア1位、世界3位となった。2007年の「人体臓器移植条例」実施以来、中国は、国情と文化、社会統治構造に合った人体臓器移植業務体系の形をほぼ整え、関連法規政策は、WHOの「人体の細胞・組織・臓器の移植についての指導原則」に完全に符合したものとなった。
WHOの臓器移植プログラム代表を務めるJose
Nunez教授は会議で、中国では臓器移植改革の面で大きな変化が起こり、ここ数年の臓器移植事業の発展の進度と決意は人々を励ますものであり、中国は近い将来には臓器移植分野で世界をリードすることになるだろうと語った。
国際移植学会のフィリップ・オコネル代表は、国際移植学会は、臓器移植の分野で中国が直面している困難を知っており、関連方面で中国が実現している進展を喜んでいると語った。会議では多くの専門家が、中国のイメージを損なう噂を反駁した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月27日