米国の人口調査機関はこのほど、世界の人口が2050年に99億人に達し、現在の74億人より33%増加すると予想した。29日付キューバ紙『Prensa Latina』が伝えた。
同調査機関の責任者は「世界の出生率が低下しているが、人口が着実に増え続け、2053年に100億人に達する見通しだ」と述べた。
人口が減少する国は42カ国。これらの国は主にアジア、中南米、欧州に位置する。
ルーマニアの人口は2000万人から1400万人に減少する。中国の人口は3400万人減少する。ドイツは960万人、ロシアは790万人、スペインは350万人減少する。しかしアフリカのナイジェリアなど、出生率が最も高い国の人口は、現在の3倍以上になる。
出生率世界上位10カ国は、いずれもサハラ以南アフリカに位置する。これらの国では平均で、1人の女性が6人の子供を出産する。欧州の平均出生率は1.6、米国は1.8。米国の人口は40年後に3億9800万人に達し、現在の人口を23%上回る。
中南米の人口は2億2300万人しか増加しない。アジアは9億人弱。豪州やニュージーランドを含むオセアニアは4000−6600万人。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月31日