三亜国際免税城が27日に発表した情報によると、この世界最大の免税店は三亜市で2年間営業しており、買い物客は延べ920万人以上に、免税品の売上高は80億元以上に達した。同店は海南省の観光・消費市場の大きな見どころとなっている。
三亜国際免税城では、やや高級な商品が1990年代生まれの若者から好まれている。女性は香水や化粧品を、男性は腕時計やバッグなどを好んで購入している。
海南省の「離島免税」制度が、2011年4月20日に正式に始まった。「免税ショッピング」は三亜市の観光のホットな話題になった。三亜市の免税店では、「買い占めブーム」が起きた。2014年9月1日、三亜市の免税店のすべてが現在の三亜海棠湾に移り、免税品の取扱面積は以前の1万平方メートル余りから7万平方メートルに拡大され、300弱の国際ブランドを網羅した。
海南省の「離島免税」制度は5年余りのうちに3回の調整を行い、免税の限度額を引き上げ、取扱品種を拡大し、「ネット通販」などの商品受け取り方法と監督管理方法を追加した。例えば2016年2月1日には、島の現地人を除く観光客の購入回数の制限がなくなった。毎年1人当たり1万6000元という免税の限度額を、1度に使い切ることも、複数回に分けて使い切ることも可能だ。この制度は直ちに効果を発揮し、三亜免税城の免税品の売上高は1ヶ月内に20%以上も増えた。
「免税ショッピング」は、現地の観光消費をけん引する重要なエンジンになった。統計データによると、三亜市全体の2016年上半期の観光収入は145億3900万元で、免税品の売上は25億4700万元に達し、前者の17.5%を占めた。
三亜免税城の責任者は「当店は一連の丁寧なサービス提供を続け、従業員の学習・研修を強化するといった措置により、経営管理とハード・サービスの改善を続け、全体的なサービス水準の向上を続けていく」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月31日