中国でマラソンがブーム、原因を分析

中国でマラソンがブーム、原因を分析。

タグ: マラソン大会,ランニング

発信時間: 2016-11-02 16:18:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

圧倒的多数のランナーにとって、ランニングにはハードルが低い、シンプルといったメリットがある。シューズがあれば、気軽に走ることができる。ランニングは、多くの見返りをもたらす。まずは健康で、ランニングでダイエットに成功する人もいれば、夜遅くまで起きる不健康な暮らしを変えた人もいる。またランニングというシンプルなスポーツは、都市部でより多くの意義を持つようになった。

例えば多くの人はランニングを、交際を広める効果的なツールとしている。中産階級以上の人にはMBAの人気が高かったが、今やその代わりにランニングが流行っている。王石氏などの不動産王も例外ではない。広州でランニングを教えている馬金国氏は「企業の役員がランニングを始めるようになった。これを企業の研修の一環にしているほどだ」と話す。

高コスパ、政府も支援

世界的に有名な多くの大都市(東京、シカゴ、ニューヨーク、ベルリンなど)が自らマラソン大会を催しており、世界各地から毎年多くのマラソン愛好家を集めている。都市マラソンは中国ではまだ成長段階だが、中国の大都市・中小都市はマラソンを、都市の知名度を高める最高の「名刺」と見なしている。

マラソン大会は都市の品格と国際的な影響力を高め、さらに都市文化を伝える担い手、都市経済の発展の推進剤になることができる。マラソン大会の開催で成熟した都市は、マラソンの整った産業チェーンを形成している。衣食住、観光、ショッピング、娯楽など、マラソンによって生まれた関連サービスは、都市・地域の経済を力強くけん引する。

さらに高コストで人材も不足している中国サッカー・スーパーリーグ(CSL)や中国プロバスケットボールリーグ(CBA)などと比べ、各都市は容易にマラソン大会を開くことができ、大きな経済・社会効果を生むことができる。広州マラソンを例とすると、年間スポンサー収入は1500万元にのぼり、スポンサー企業が1社でもつけば開催費を賄える。広州マラソンは2年目から利益を創出している。その価値の向上により、多くのスポンサーがつくようになった。

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