アクロバット飛行、女性の参加は稀

アクロバット飛行、女性の参加は稀。

タグ: アクロバット飛行,八一飛行表演隊,犠牲,J-10戦闘機の性能

発信時間: 2016-11-14 13:30:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

八一飛行表演隊の女性パイロット、余旭さんが12日の訓練中に犠牲になった情報がネット上で話題になり、多くの人から惜しまれた。しかし同時に、「八一飛行表演隊のJ-10戦闘機の性能が不安定」「女性パイロットは曲技飛行に向いていない」といった、事故原因に関する憶測もなされた。

専門家は記者に対して、「正常な流れであれば、このような事故の具体的な原因については、専門的な調査チームが精査・分析した上で導き出される。現段階で、ネット上の噂だけで結論を下すのは早急であり、犠牲になったパイロットへの不敬でもある。近年、ブルーエンジェルス、サンダーバーズ、ルースキエ・ヴィーチャジなど国外の有名なアクロバット飛行チームでも、訓練中に墜落し死亡する深刻な事故が多く発生している」と述べた。

中国航空産業専門家の王亜男氏は記者に対して、次のように述べた。

アクロバット飛行は世界で公認されている「綱渡り」で、日常の訓練でも大きなリスクに直面している。通常部隊は訓練中に合理的な手段によりリスクを回避するが、アクロバット飛行チームは自らリスクに挑む。例えば珠海航空ショーで、観衆は編隊飛行に歓呼した。航空機同士の距離が接近するほど、見事になる。しかし観衆の感覚を刺激するアクロバット飛行の動作は、それが見事に見えるほど高いリスクを冒していることを忘れてはならない。

女性パイロットがアクロバット飛行に向いているかに関してだが、国外のチームで女性パイロットが高強度のアクロバット飛行に参加するケースは確かに稀である。海外の女性パイロットは通常、輸送機、給油機、早期警戒機など第2線の操縦任務を遂行する。米国はさらに先進的で、すでに多くの女性戦闘機パイロットが前線の作戦に投入されているが、アクロバット飛行の参加についてはためらっている。しかしこれは米空軍に、男性至上主義の伝統があるからだ。各国の研究によると、生理的要素から見た場合に、女性パイロットがアクロバット飛行に適さないという証拠は見つかっていない。

中国の女性パイロットがアクロバット飛行に参加するのは、他国がまだ成功していない道を歩むためだ。訓練方法や科学データの蓄積など、海外の成熟した経験を参考にできない。そのため余さんなどアクロバット飛行に参加する女性パイロットの方がハイリスクになるが、彼女たちの働きは有意義であり、いっそう尊敬に値する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月14日

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