中国産アニメ、日本と同じレベルに?

中国産アニメ、日本と同じレベルに?。 アジア全体を風靡し、巨匠・宮﨑駿を彷彿とさせるアニメが、ついに中国に上陸した…

タグ: 新海誠,中国,アニメ

発信時間: 2016-11-24 14:27:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アジア全体を風靡し、巨匠・宮﨑駿を彷彿とさせるアニメが、ついに中国に上陸した。新海誠監督は22日、中国伝媒大学で「君の名は。」の交流・発表会を開き、チケットの予約販売の開始を宣言した。本作の興行収入は20日時点で189億8000万円に達し、日本・韓国・香港・台湾などの国と地域で各種記録を樹立している。新海監督は本作で中国大陸部のスクリーンに初進出するが、中国と日本のアニメファンの中で無数の支持者を獲得していた。

新海監督は発表会で、中日のアニメ映画の差について言及した際に、「大魚海棠」と「西遊記之大聖帰来」の予告動画を見たが、「日本の技術が中国の大きく先を行っているとは感じなかった。ソフトの使用も技術も、ほぼ同じレベルにある」と述べた。この発言は物議を醸した。中国産アニメを推すファンは、日本の巨匠級のアニメーターから認められたことで、国産アニメの誇りを強めている。その一方で、日本とディズニーのアニメを好む人は、理由を挙げてこれを否定しようとしている。

それでは、中国産アニメのレベルは、本当に日本と同じレベルにあるのだろうか?

翻訳が正確であれば、新海監督の発言は「ソフトと技術」を指している。この言葉には何の問題もなく、物議を醸す点もない。ソフトと技術は早くからグローバル化、ネット化しており、さらに資本化しているからだ。潤沢な資金を持つ中国の映画産業であれば、一般的な映画産業の技術水準を持つはずだ。「お粗末なCG」による国産映画時代が終わろうとしている。好評公開中の『ドクター・ストレンジ』のCGを担当した英Framestore社は、中国文投控股公司に1億8700万ドルで買収された。同社には成龍(ジャッキー・チェン)、馮小剛、張国立、黄暁明、李氷氷、曾志偉、唐季礼など、芸能界の大物が加入している。

「技術水準」は資本と直接関連している。「作品のレベル」を決めるのは、技術を運用する能力、創意・創作能力だ。中国資本が世界に進出し、各地の芸術家がプラットフォームを跨ぎ協力することが当たり前になった。しかし自国・自民族の文化の創造と発展は、自らの手にかかっている。そのため誇らしいこともなければ、批判・失望すべきこともない。しかし『大魚海棠』『大聖帰来』、さらに日本のアニメを見たことのある中国人であれば、新海監督のこの発言が日本人の謙遜であることを知っているはずだ。さらにこの10年間で観客からの反響が最も良く、制作の質が高い作品を見ても、日本産アニメの平均的な作品と比べれば、多くの不足が露呈する。

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