中国、アイスランドにオーロラ観測所を建造

中国、アイスランドにオーロラ観測所を建造。 海外メディアによると、中国とアイスランドは現在、北極圏の人里離れた谷間で、ともに空を見上げ、未来を共有する準備を進めている…

タグ: アイスランド オーロラ 北極圏 会議

発信時間: 2016-11-27 10:17:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

海外メディアによると、中国とアイスランドは現在、北極圏の人里離れた谷間で、ともに空を見上げ、未来を共有する準備を進めている。

AP通信の16日の報道によると、この地方では現在、オーロラを観測する究施設の建設が建設労働者によって進められている。アイスランドの冬空は、オーロラの色とりどりの光で照らされる。中国極地研究所の出資で建設されるこの施設は来年オープンし、中国とアイスランド、さらに世界の科学者を迎えることとなる。

13億7千万の人口を抱えて急速に発展するアジアの大国と人口33万の北極の島国とは現在、関係を急速に発展させている。セメント製のこの建物はその実質的な成果となる。両国の関係はその規模から言ってバランスを欠いているように見えるが、両国はいずれもその中から利益を得ている。

気候変動は、新たな海上航路を可能とし、資源採掘の機会ももたらした。北京は、北極に盟友を探していた。アイスランドも、経済の激流に抗うため、重量級の盟友を求めていた。

オーロラ観測所を建設する非営利企業の代表を務めるReinhard Reynisson氏は、「小国にとっては、ほかの国々の敵となるより、味方となる方が賢明だ」と語る。

Reynisson氏は、アイスランドの将来に自信を持っている。9世紀にスカンジナビア人が住み着いてから、この国は、地震や火山、伝染病、金融危機などに見舞われてきた。

報道によると、アイスランドを中国へと近付けたのは金融災害だった。2008年に世界的な信用収縮が襲ってきた時、アイスランドの銀行は、同国GDPの10倍以上にのぼる債務の返済に直面し、一つまた一つと破綻した。為替レートの急落や失業率の急上昇によって、アイスランドは、国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)に救援を求めざるを得なくなった。アイスランドはさらに、経済再建の支援の可能な新たな経済協力パートナーを探し始めた。中国はこれに意欲を示した。両国は2010年には通貨スワップ協定を締結し、2013年には自由貿易協定(FTA)を締結した。中国と欧州国家との初のFTAとなった。

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