「米国ではこの大規模な軍事力の集結が、アジア太平洋回帰と呼ばれている。標的は中国だ」
「脅威にさらされたことのない米国の軍需産業にとって、6000億ドル弱の国防費から巨額の利益を得ることが毎年のボーナスになっている。最も賢明な武器は、敵を必要とする」
米国は「中国脅威論」を口実に軍事力を集結させ、多くの罪なき一般人を困らせている。米軍の32の基地が集中する沖縄は、対中戦争の前線基地と化しており、現地人はこれに強く反発している。
米軍機が休むことなく沖縄上空を飛行し、時には住宅地や学校に墜落する。これにより人々は安眠できず、授業を妨げている。
「さらに別の悲劇が沖縄で上演されている。米軍機が島で44件の事故を起こしている」ピルジャー氏はドキュメンタリーの中で、在日米軍が現地の女性に暴力を振るい、性的暴行を働いたことを振り返った。
ピルジャー氏は記事の中で、87歳の島袋文子さん(音訳)のことを挙げた。この第二次大戦で生き残った高齢者は、数百人の現地人と共に、辺野古での米軍爆撃機の滑走路の建設に反対している。
ピルジャー氏は「他に韓国の済州島も米国の戦争基地になっている。現地人は島の米海軍基地に反発を抱き続けている。米国は外国でさらに基地と呼ばれず、米国の存在を示さない秘密の軍事基地を作ることで、中国の世界経済への影響力に対抗している」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月13日