中国インターネット情報センターは23日、「中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。昨年12月までに中国のネットユーザーは7.31億人で、スマホによるユーザーは6.95億人だった。ネットショッピング利用者は4.67億人で、ネットユーザー全体の63.8%を占める。
調査によると、2016年にネット上で安全を脅かされることがあったユーザーは全体の70.5%に上った。うちネット詐欺が主となっており、39.1%が同様の事件に遭っている。ネット詐欺に遭ったユーザーに絞った調査をしたところ、「ウソ当選情報」が最も多いケースで、75.1%を占めた。次がSNSを利用して友達を騙るもので、これは50.2%を占めた。「360安全センター」と「テンセント安全センター」がアンドロイドのスマホユーザー向けに発信される迷惑ショートメールは183.8億件、迷惑電話が391.2億回だった。
中国のオンライン政務サービスのユーザーは2.39億人に達し、ネットユーザー全体の32.7%だった。うちアリペイやウィチャット都市サービスプラットフォームを通じた政務サービスの使用率が17.2%を占めた。ネットユーザーに最も利用されたのがオンライン政務サービスで、次が政府ウィチャット公式アカウントだった(15.7%)。政府のホームページ、微博、スマホアプリの使用率は、それぞれ13.0%、6.0%、4.3%だった。オンライン政務サービス使用率は、オフラインの政務窓口や政務ホットラインの使用率を超えている。オンライン政務サービスに対するネットユーザーの満足度は、「とても満足」と「やや満足」を合わせて48.5%に上った。
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・ネットショッピング:4.67億人
・オンラインデリバリー:2.09億人
・ネット資産運用:9890万人
・ネット決済:4.75億人
・ネット視聴:5.45億人
・オンライン教育:1.38億人
・ネット医療:1.95億人
・ネット迎車:2.25億人
・ネット募金:2.38億人
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月28日