春節が到来 世界が観光シーズンに

春節が到来 世界が観光シーズンに。

タグ: 春節 観光

発信時間: 2017-01-28 09:23:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

「今年の春節は家族でタイに行く。暖かいところだし、いつもと違う体験ができるから」。北京に住む楊さんが「経済参考報」の取材に答える。すでに多くの人が、故郷で新年を過ごす習慣にとらわれなくなっている。

まもなく春節だ。国家旅游局が先ごろ発表したデータによると、今年の春節休暇の旅行市場は3.43億人規模で、前年比13.6%増になるという。旅行者が史上最多の春節になると予測している。オンライン旅行サイトの分析によると、春節期間の海外旅行者は600万人超としており、世界中が観光シーズンになりそうだ。

国家旅游局のデータセンターが全国60都市に行った「中国大陸市民の旅行意向調査」によると、第1四半期に旅行する意向のある人は82%に上る。半数が春節期間の旅行を希望しており、「南方へ避寒」と「北方で雪鑑賞」が主な旅行客の流れとなっている。

2017年の春節期間には600万人以上が海外旅行すると予想されており、この時期、世界中が中国人観光客で賑わうことになる。予約状況からみると、遠距離ではアメリカ、イギリス、スペイン、ドイツ、スイス、ハンガリー、チェコなどの国と地域に人気が集まっている。中距離ではオーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンの人気が高い。香港やマカオも依然として人気の旅行先だ。

「旅行の大衆化に伴い、旅行やレジャーは鉄板ニーズの領域に入ってきている。年越しに対する感覚は薄れ、年末年始を旅行先で過ごす気分が色濃くなっている」。国家旅游局の「2017年春節休暇旅行指南」によると、客船ツアー、雪鑑賞ツアー、親子ツアー、テーマ別ツアーの人気が高まっている。調査によると、プーケットやバリ、済州島、沖縄、ボラカイ島、モルディブ、サバ島、ニャチャン、サイパン、スリランカが人気の島となっている。子供と行く遊園地旅行も人気を集めており、上海ディズニーランドや広州長隆リゾート、マカオフィッシャーマンズワーフなどの人気が高い。若年層はスキーやスケートを好み、オーロラや氷の彫刻が見られるスキーツアーが人気だ。客船ツアーは新しい旅行スタイルとして認知され、今年の客船ツアー参加者数は1.7倍になるとみられる。

国家旅游局の統計データによると、交通手段で最も多いのが飛行機で36.4%を占める。以下、長距離バスが22.5%、自家用車が21.4%、列車が18.5%と続く。旅行の相手は6割近くが家族連れで、3割近くが友人やパートナーとの旅行だった。

「途牛」と「易到」が共同で発表した「2017年春節旅行ビッグデータ予測」によると、春節時期に出かける人の数は218%増加するという。帰省のピークは1月24日前後の4日間で、Uターンのピークは2月3日前後の4日間としている。

「途牛」の担当者は、「外来人口が最も多い北京、上海、広州、深圳といった1線都市は大晦日から“空っぽの都市”となり、春節期間の平均自動車速度は通常の1.23倍になる」と述べる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月28日

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