ネット通販、春節中も大忙し

ネット通販、春節中も大忙し。 春節(旧正月)は電子商取引(EC)の伝統的な閑散期だ。しかし今や、人々の消費習慣に密かに変化が生じている。多くのEC事業者は、忙しい酉年の春節を送った…

タグ: 旧正月,電子商取引,ネット通販

発信時間: 2017-02-09 14:23:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

春節(旧正月)は電子商取引(EC)の伝統的な閑散期だ。しかし今や、人々の消費習慣に密かに変化が生じている。多くのEC事業者は、忙しい酉年の春節を送った。北京の消費者はネット通販で、金の延べ棒200本を57万元で購入した。農村部ユーザーの春節中の消費水準は、1・2級都市に負けなかった。物流業者の競争の白熱化により、春節のネット通販が大いに盛り上がった。

金銀製のアクセサリーは、春節中の人気商品だ。今年はさらに多くの「爆買い」がネット上で見られた。ネット通販サイト・京東商城の職員によると、春節中に大規模な購入があったという。北京のあるユーザーは10グラムの金の延べ棒200本を57万元で購入し、今年の春節中の同サイトにおける最も大きな取引となった。

消費者の春節中の購入額を見ると、トップ3は酒類、魚介類・肉類、果物となっている。今年の春節中は生鮮食品が好評で、前年同期比4倍弱になった。輸入製品はさらに14倍以上増加した。

健康的な生活への関心が高まり、家族での年越し旅行がブームになっている。そこでネット上では、スポーツ用品、アウトドア用品を購入するユーザー数と販売量が、昨年の2倍弱に達した。最も成長率が高かったのは衣料品で、販売額は前年比2.5倍になった。また二人っ子政策の影響により、マタニティ・ベビー用品を購入するユーザー数と販売量が共に倍増した。

多くのネット通販サイトは今年の春節中、オンライン正月用品セール、春節返上セールなどを行い、正月用品のネット通販での購入を新たなブームにした。

国家郵政局が発表した春節中の宅配業務データによると、全国の宅配業者の1月27日から2月2日にかけての業務量は1375万件に達し、前年同期比19.86%増となった。

京東商城のデータによると、春節中に輸送量が最も多かった都市は、北京市、上海市、広州市の順。うち北京市朝陽区が最も多く、わずか数日で数十万件に達した。

県級市・県以下の郷鎮の購入者が、春節中の購入者全体に占める割合は、1・2級都市を上回った。また消費額も1・2級都市の水準に並んだ。平時であれば前者は3位で、消費額も1・2線都市を大幅に下回る。

平時と比べ、春節中のネット通販では、注文がピークとなる時間が変わった。平時は毎日の10−11時と22−23時がピークとなる。春節中は10時がピークで、21時以降になると注文が少なかった。夜は家族で集まり、リラックスする時間だ。

宅配業は通常、連休1週間前から「春節態勢」を整える。統計データによると、今年の春節中は、30万人弱の宅配員が帰省しなかった。昨年の12万人と比べると、配送能力が大幅に強化された。

EC事業者は近年、サービスと物流の競争を展開し、春節中のネット通販の盛り上がりを支えている。ユーザーの消費のピーク、宅配業者の配送能力の不足という矛盾が、解消されつつある。EC事業者は自前の物流システムを構築しており、春節中の配送の中堅的な力になった。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月9日

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