海外移住サービスサイト「MoveHub」はこのほど、世界各地の第二外国語の使用状況を示した地図を掲載した。豪州では、中国語(共通語)が第二外国語の地位に上り詰めた。この状況を受け、多くの学校がさまざまな形式により、学生の中国語会話を奨励している。
第二外国語地図によると、豪州人が使用する言語のうち英語が支配的な地位を占めており、76.8%が英語を話す。2位は中国語で1.6%。3位以下はイタリア語(1.4%)、アラビア語(1.3%)、ギリシャ語(1.2%)、広東語(1.2%)、ベトナム語(1.1%)、その他の言語(10.4%)。
華僑の背景を持つ豪州人が近年中国語を話しており、多くの現地人も中国語を少しだけ理解するようになった。特に豪州各地の学校が中国語の授業を行い、学生の中国語会話・学習を奨励している。
メルボルンの一部の学校はSNSを利用し、学生の中国語学習を促している。メルボルン大学のShanton Chang准教授とSuelette Dreyfus博士はSNSを使い、メルボルン北部の5・6年生の中国語学習プログラムに協力している。
同プログラムで、メルボルンの学生は同世代の中国人と、「Edmodo」と呼ばれる教育SNSでつながりを持つ。以前の「ペンフレンド」のように、英語か中国語を使い、ネット上で自由に交流できる。またメルボルンと中国の教員は学生にグループを作らせ、海外の「ペンフレンド」と宿題を行わせている。
Dreyfus氏は「これは革新的な措置であり、豪州と中国の小学校がSNSを使い、一対一の言語学習を行うのはこれが初めてだと思う」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月14日