2017年全国トイレ革命業務現場会がこのほど、広州市で開催された。会議では「トイレ革命」業務の新たな3カ年計画を掲げ、全国でトイレを5万カ所以上新設するとし、男女共用トイレの建設を提唱した。
公衆トイレの衛生とマナーは、一国の文明の程度を反映する。公衆トイレは都市運行の安定、市民生活の利便性向上に向け重要な力を発揮する、現代都市の重要インフラだ。
国家観光局の2015年のデータによると、中国域内の1度の旅行でトイレを使用する回数は1人平均8回で、観光客は毎年、観光地のトイレを延べ270億回以上使用していることになる。
トイレの数の不足、粗末な造り、管理の不徹底、一部観光客のマナー違反により、公衆トイレの衛生問題をめぐる不満が存在し続けている。
全国観光工作会議は2015年1月15日に、2015年より「全国観光地トイレ建設・管理大行動(観光地トイレ革命)」を開始し、2017年までの3年前後の期間内に、観光地トイレのすべての基準を満たすとした。
新華網の報道によると、2年間に渡り全国で観光地トイレが5万916カ所建設された。うち新設が3万5856カ所、改築・拡張が1万5060カ所で、3カ年計画(5万7000カ所)の89.33%を占めた。2017年には全国で2万6197カ所(新設は1万9512カ所、改築・拡張は6685カ所)建設される。